23年ラグビーW杯組分け抽選会 日本が史上初の第2シードグループ入り

[ 2020年10月3日 00:36 ]

17年5月に京都御所で開催された19年ラグビーW杯日本大会のプールドローの模様
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 国際統括団体ワールドラグビー(WR)は2日、2023年のW杯フランス大会のプールドロー(1次リーグ組分け抽選会)を、今年12月14日にパリで開催すると発表した。19年日本大会で史上初の8強入りを果たした日本代表は、出場権を獲得済み。さらに史上初めてバンド2に入り、1次リーグはより有利な組み合わせとなるのが確定した。

 組分け抽選は世界ランキングを元に4チームごとのバンド(シードグループ)を5つ設定し、5チーム1組の1次リーグの組分けを行う。そのためバンドが上位であるほど、世界ランキング上位チームとの競合が避けられるメリットがある。過去の大会では抽選会時点の最新世界ランキングがバンド分けに適用されていたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、春シーズンのテストマッチが中止に。秋シーズンも日本など一部の国は中止が決まっており、公平さを期すため、今年1月1日時点の世界ランキングが適用されることになった。

 現在は世界ランキング9位の日本だが、1月1日時点では8位。通常ならバンド3に入るが、今回の特例より、史上初めてバンド2入りが決まった。同じバンド2はアイルランド、オーストラリア、フランスで、これら3カ国とは、1次リーグで別組となることが確定。特に開催国フランスと別組となることは、2大会連続の8強入りへ大きなアドバンテージになりそうだ。

 WRのビル・ボーモント会長は「新型コロナウイルス感染の状況を踏まえ、出場チームの公平性を担保するため、今年初頭の時点での世界ランキングに基づくものにする必要があった」などとコメントした。

 ▽23年W杯プールドローのバンド
 ◆バンド1
南アフリカ
ニュージーランド
イングランド
ウェールズ
 ◆バンド2
アイルランド
オーストラリア
フランス
日本
 ◆バンド3
スコットランド
アルゼンチン
フィジー
イタリア
 ◆バンド4
オセアニア第1代表
欧州第1代表
南北米大陸第1代表
アジア太平洋第1代表
 ◆バンド5
アフリカ第1代表
欧州第2代表
南北米大陸第2代表
最終予選優勝チーム

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2020年10月2日のニュース