元ラグビー日本代表・広瀬氏 #スポーツを止めるな「素晴らしいムーブメント」

[ 2020年10月2日 05:30 ]

スポーツニッポンフォーラムで「スポーツを止めるな」の活動説明する廣瀬俊朗氏(撮影・会津 智海)
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 スポーツ振興支援と国民の体力づくりを考える異業種交流勉強会「第54回スポーツニッポンフォーラム」が1日、東京都千代田区のKKRホテル東京で開催され、限定100人が出席した。

 冒頭、一般社団法人「スポーツを止めるな」共同代表理事でラグビー元日本代表主将の広瀬俊朗氏(38)が活動内容について「競技横断の素晴らしいムーブメントになっている」とスピーチ。続くシンポジウムは「#スポーツを止めるな~アスリートの未来のために、今できること~」をテーマに行われた。

 スポニチ本紙野球評論家の赤星憲広氏(44)、「スポーツを止めるな」代表理事でラグビー元日本代表の野沢武史氏(41)、競泳元日本代表・伊藤華英さん(35)をパネリストに迎え、矢野武フリーアナウンサー(52)の司会進行で意見交換した。

 赤星氏は「野球人の立場で言うと高校生にとってセンバツや夏の甲子園が中止になったことは大きい。代替大会ができたことは良かったが、他の競技ではできていないケースもある。これからは選手が自分で考えることが大事」と指摘。野沢氏は「3月に高校ラグビー選抜大会が中止になったことが衝撃的で、活動を始めるきっかけになった」と社団法人を立ち上げた経緯を説明。「選手の競技実績がなくなってしまうと次につながらない。アクションを起こしてほしい」と話し、SNSを通じて学生と企業をつなぐ活動に着手したことを明かした。

 伊藤さんは「この1年、こういうふうになるとは思わなかったが、ネガティブになるだけではなく“競技と自分”に向き合える時間になってほしい」と期待した。

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2020年10月2日のニュース