男子110M障害も2強鮮明 高山峻野と金井大旺が好記録で決勝へ

[ 2020年10月2日 19:30 ]

陸上・日本選手権第2日 ( 2020年10月2日    新潟市・デンカビッグスワンスタジアム )

<日本陸上第2日>男子110メートル障害準決勝、快走を見せた高山峻野(撮影・小海途 良幹)
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 障害は、男子も2強が抜き出ている。110メートル障害の日本記録保持者(13秒25)、高山峻野(26=ゼンリン)が準決勝1組で13秒39(追い風0・8メートル)をマーク。すると、8月に日本歴代2位の13秒27を出した金井大旺(25=ミズノ)が、2組目で高山と0秒01差の13秒40(追い風0・4メートル)を出した。

 3日午後5時20分号砲の決勝は、日本歴代ワンツーの記録を持つ2人のガチンコバトルに注目。前半に飛び出す金井を、高山がどこでとらえられるか。

 コメントも似ていた。自虐的な発言で報道陣をよくクスっとさせる高山は「前半はいい走りができたが、(準決勝2着の)泉谷君がチラチラ見えて後半は崩れていった」と反省ばかり。2年連続4度目の頂点がかかる決勝へ向けて「失敗しないように」、「まだまだ金井君と泉谷君には劣ってますね」と、全体トップ通過とは思えないほど、マイナスコメントが並んだ。

 2年ぶり2度目の優勝を狙う金井も「予選からスピードを上げたら2台目が近くなってしまった」と好タイムとは思えぬほど、トーンは低い。昨年はフライングで失格。「日本選手権優勝がとても重要だと思っている」と強い気持ちをにじませた。

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