桐生祥秀、10秒27で日本選手権V 有観客開催に「こういう中で走れるのは幸せ」

[ 2020年10月2日 20:45 ]

<日本陸上第2日>男子100メートル決勝、力走する(左から)桐生祥秀、多田修平、小池祐貴、ケンブリッジ飛鳥(撮影・小海途 良幹)
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 コロナ禍で6月から延期された陸上日本選手権の第2日が2日、新潟市・デンカビッグスワンスタジアムで行われ、男子100メートル決勝で桐生祥秀(24=日本生命)が10秒27をマークし優勝。14年大会以来6年ぶりの短距離日本一に輝いた。ケンブリッジ飛鳥(27=ナイキ)が10秒28で2着、小池祐貴(25=住友電工)が10秒30で3着に入った。

 桐生はレース後のインタビューで「6年ぶりに優勝できてよかった。(ケンブリッジとの大接戦は)勝ちきれてよかった。タイムは早くなかったが、来年はいいタイムで戻ってきたい。決勝は勝ち切ることが大事」とコメント。

 今大会は新潟県在住者2000人限定で有観客開催。新型コロナウイルス感染予防として観客はマスク着用の義務付けや大声での声援、観客同士のハイタッチは禁止されたが、拍手で選手たちを応援した。

 桐生は「お客さんがいらっしゃる。名前を呼ばれて手を叩いてくれる、こういう中で走れるのは幸せ。コロナが落ち着いてこの会場が満杯になるようになってほしい」と願った。

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2020年10月2日のニュース