森会長、室伏氏は頻繁に聖火台を磨いていた「五輪の申し子みたいな人」

[ 2020年9月12日 05:30 ]

スポーツ庁長官就任内定の発表を受けて、取材に応じる室伏広治氏(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 文部科学省は11日、スポーツ庁長官に2004年アテネ五輪の陸上男子ハンマー投げ金メダリスト室伏広治氏(45)が10月1日付で就任すると発表した。任期満了により9月末で退任する鈴木大地初代長官(53)の後任。新型コロナウイルスの影響で来年に延期された東京五輪・パラリンピックを控える日本のスポーツ行政を担う新たなトップとなる。

 組織委の森喜朗会長はスポーツディレクターを欠くことに「率直に言ってショック」と話した。頻繁に旧国立競技場の聖火台を磨いていた室伏氏を「五輪の申し子みたいな人」と称し、同氏の結婚披露宴に国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ副会長も出席したという秘話も明かした。橋本聖子五輪相は「スポーツの枠を超えてスポーツの意義、価値を広めてくれるだろう」と期待した。

続きを表示

この記事のフォト

2020年9月12日のニュース