豊田自動織機が今季初勝利 竹中、2年目の初本塁打が千金V弾「まさか入るとは」

[ 2020年9月12日 18:39 ]

<戸田中央総合病院・豊田自動織機>5回に決勝本塁打を放った豊田自動織機・竹中(日本ソフトボール協会提供)
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 第53回日本女子ソフトボール1部リーグ(日本ソフトボール協会、日本女子ソフトボール機構主催)は12日、愛知・安城、群馬・高崎、兵庫・豊岡で第6節の6試合を消化した。豊田自動織機は竹中真海内野手(23)の本塁打による1点を守り抜き、戸田中央総合病院に1―0で勝利。今季初白星を挙げた。デンソーは吉松梨乃捕手(25)のサヨナラ本塁打で開幕2連勝。ビックカメラ高崎の浜村ゆかり投手(25)はホンダ戦でリーグ73度目となるノーヒットノーランを達成した。

 1メートル59の小柄な体が波打った。カウント0―2と追い込まれた3球目。高めのボール球でも、竹中はすべての力をミートポイントに凝縮させた。渾身の一撃は右翼へ。5回、均衡と重苦しいムードを破る先制弾に、豊田自動織機のベンチはありったけの歓声を上げた。

 「とにかく食らいついていこう、と。クリーンヒットが出るような感じではなかったので、まさか入るとは思わなかった」

 2年目の初本塁打に、愛くるしい目を丸くする。戸田中央総合病院のテーラーに抑え込まれ、チームはこの時点までノーヒット。スタメンに左打者8人を並べる打線が空回りしていた。値千金の決勝アーチ。今季初勝利をもたらした一発の持つ価値は計り知れない。

 「自分は守備で使ってもらうタイプの選手だけど、今年は打撃でも貢献するつもりでやってきた」

 打率・298をマークしたルーキーイヤー。飛躍を期した2年目なのに、新型コロナウイルスの感染拡大でリーグ戦の開幕が約5カ月も遅れた。体幹トレーニングに取り組んだ自粛期間中。日体大出身で、体のメカニズムに対する豊富な知識が弱点強化に役だった。昨年は下位が“指定席”だったのに、太陽誘電との開幕戦(5日)では堂々の3番。期待を寄せる永吉慎一監督も目を細める。

 「(開幕から)当たりがなくて、焦っていたと思うけど、本当にいい所で打ってくれました」

 リーグ戦はわずか11試合の超短期決戦。3年連続4位の“壁”を打ち破るため、竹中のような存在は不可欠だ。

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