王者ラプターズも散る 東地区上位2チームの「地区決勝不在」は史上初めて

[ 2020年9月12日 12:57 ]

健闘を称え合うラプターズのラウリーとセルティクスのテータム(AP)
Photo By AP

 NBA東地区準決勝、ラプターズ対セルティクスの最終第7戦が11日にフロリダ州オーランドで行われ、昨季のファイナルで初優勝を飾り、53勝19敗で今季は第2シードだったラプターズが、第3シードのセルティクスに87―92(前半46―50)で敗れて3勝4敗。フレッド・バンブリート(26)が20得点を稼ぎ、カイル・ラウリー(34)は16得点を挙げて奮闘したが、ラウリーは残り35・4秒に6反則目をコールされて退場となった。ターンオーバー数はこのシリーズでは最多となる18回(31失点)。第4Q中盤で10点差をつけられながら終盤に2点差まで詰め寄ったが。ファイナル連覇への夢は消え去った。

 8日には56勝17敗でリーグ最高勝率(・767)をマークしていた第1シードのバックスが1勝4敗で第5シードのヒートの前に敗退したばかり。東地区の決勝に第1シードと第2シードがともに進出できなかったのはプレーオフが16チーム制になった1984年以降は初めてで、勝率による地区シード制となった1973年までさかのぼっても過去に一度もないというレアケースとなった。

 ラプターズは0勝2敗で迎えた第3戦で、OG・アヌノビー(22)の劇的な3点シュートによるブザービーターでこのシリーズで初勝利を挙げ、2勝3敗だった第6戦では再延長の末に試合を制して3勝3敗。昨季のファイナルMVPとなったカワイ・レナード(29)がクリッパーズに移籍して不在になりながら王者らしい粘り強さを発揮し、ニック・ナース監督(53)は今季の最優秀監督賞に選出されたが、ついに姿を消した。

 セルティクスは2季ぶりの地区決勝進出。ジェイソン・テータム(22)が29得点、12リバウンド、7アシスト、ジェイレン・ブラウン(23)が21得点と8リバウンド、4スティールをマークした。今季のオール・ディフェンシブ・チームに選出されたガードのマーカス・スマート(26)は89―87だった第4Qの残り58・2秒、速攻から同点を狙ったラプターズのノーマン・パウエル(27)のレイアップをブロックして勝利を呼び込んだ。

 残り35・4秒には新人のグラント・ウィリアムス(21)がラウリーの反則で得たフリースローを2本とも外したが、テータムがそのこぼれ球を拾い、パウエルの反則に誘って反撃の機会を与えず、再延長で敗れた第6戦のリベンジを果たす形となった。

 なおセルティクスとヒートの対戦となった東地区決勝は2012年(ヒートが4勝3敗)以来、8年ぶり2度目。今季の直接対決ではセルティクスが2勝1敗と勝ち越しているが、8月4日にオーランドで行われた試合では112―106でヒートが勝っている。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2020年9月12日のニュース