ナゲッツが執念の逆転勝利 崖っ縁でクリッパーズを振り切る 第4Qに7本の3P!

[ 2020年9月12日 10:32 ]

第4Qに3点シュートを決めて雄叫びをあげるナゲッツのヨキッチ(AP)
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 NBA西地区準決勝、クリッパーズ対ナゲッツの第5戦が11日にフロリダ州オーランドで行われ、第3シードのナゲッツが最大16点差を跳ね返し、111―105(前半73―80)で第2シードのクリッパーズを下して2勝3敗。負けたら終わりの崖っ縁で踏みとどまった。

 ナゲッツはガードのジャマール・マーリー(23)が5本の3点シュートなどで26得点と8リバウンド、7アシストを稼ぎ、センターのニコラ・ヨキッチ(25)は22得点、14リバウンド、5アシスト。第2Qの残り1分12秒には40―56と16点を追う展開だったが、第4Qの4分54秒、ヨキッチの3点シュートで89―88と逆転した。チームの3点シュートは27本中12本(成功率44・4%)でこのうち7本を第4Qに集中。102―100で迎えた残り1分11秒には、2018年のドラフト指名(全体14番目)ながら故障で出遅れて今季にデビューしたフォワードのマイケル・ポーターJR(22)が値千金の3点シュートをねじ込んで強敵を振り切った。

 1勝3敗からの逆転は過去12回で、そのうちの1回が今ポストシーズンの1回戦でナゲッツがジャズを相手に達成したシリーズ。不利な状況からの2回連続の逆転突破に向けて可能性を残す1勝となった。

 勝てばバファロー・ブレーブス(1970年発足)時代を含めて初の地区決勝進出だったクリッパーズは第3Q終了時点で7点をリード。しかし第4Qでは25―38とリズムを失って大事な試合を落とした。

 カワイ・レナード(29)は36得点、ポール・ジョージ(30)は26得点をマーク。しかし第1Qの開始38秒から第4Qの4分54秒までの40分16秒間もリードしながら、最後の最後で試合をひっくり返された。

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