遼&しぶこがチャリティーマッチで豪華共演!

[ 2020年8月28日 05:30 ]

チャリティーマッチでコラボした石川遼と渋野日向子(C)テレビ朝日
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、医療従事者とゴルフ団体の支援のために、石川遼と渋野日向子がコラボしたチャリティーマッチの募金が1500万円を超える、大きな反響を呼んだ。既に日本ゴルフ協会(JGA)を通じ、各地区のゴルフ団体への寄付も始まった。今後は日本外科感染症学会と日本感染症学会へ医療関連器具などが寄付される予定で、関係者から感謝の声が挙がっている。

 “豪華競演”となった「石川遼×渋野日向子ドリームマッチ for CHARITY~みんなで笑顔に!~」は、7月26日にテレビ朝日系列で放送され、日曜日の昼間の時間帯としては異例の7・4%の高視聴率をマーク。ゴルフ関係者やファンの注目を集めた。

 同イベントは新型コロナウイルスの感染拡大によりスポーツイベントの中止が相次ぐ中、同局の企画で始まった。「スポーツを通じて元気を届けられる企画を模索しており、石川選手にチャリティーのテレビマッチの可能性の話をしたところ、積極的に協力したいとの意思をもらいました。石川選手から打診を受けた渋野選手からも“協力できることがあれば喜んで”との返事があり企画が進みました」と担当者は説明する。

 当日はチャリティーマッチだけで1020万円が集まった。さらにその後のオークションとグッズ販売による合計額は1500万円を超え、大きな支援の輪が広がった。最終的な集計は今月下旬になる見込みだが、全額がJGAに渡され、JGAはそのうちの半分を1台約30万円の顔認証型検温器の購入費に充てている。それを日本ゴルフツアー機構、日本女子プロゴルフ協会などの競技団体や関東ゴルフ連盟をはじめとする各地区連盟、さらには日本学生ゴルフ連盟、日本高等学校・中学校ゴルフ連盟などへそれぞれ複数台寄贈。既に受け取った団体もある。また、残りの半分は日本外科感染症学会と日本感染症学会に寄付することになっている。

 JGAの山中博史専務理事は「各団体が競技を始めるにあたって(検温器が)安全、安心な大会運営に役立つのは間違いありません。石川プロ、渋野プロに頑張っていただいたおかげです。とても感謝しています」と頭を下げる。日本外科感染症学会と日本感染症学会に向けては検温器とは別の医療関連器具を購入し、寄贈する方針だが「学会からは現状では防護服やフェースシールドなどは足りていると聞いています。来年3月をめどに、先生方と相談して必要なものを届けたい」と今後の医療現場の状況を踏まえ対応していく考えだ。

 今回のチャリティーマッチは、石川と渋野の強力タッグによるパワーで、一般からも大きな賛同を集めた。「社会的な意義もあり、スポーツ界からも良い反応をいただきました」と同局。期待される今後の展開については「お二人の多大なるご協力があっての企画でしたので、このご縁を大切に今後の企画を温めていきたいと思います」と話していた。

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2020年8月28日のニュース