NBAの高齢監督はベンチ外?シルバー・コミッショナーが新型コロナ対策で配慮

[ 2020年6月5日 16:07 ]

今年の1月に71歳となったスパーズのポポビッチ監督(AP)
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 NBAのオーナー会議は7月31日からフロリダ州オーランドで22チームによる一括再開案を承認したが、それを受けてアダム・シルバー・コミッショナー(58)が“高齢の指揮官”をベンチから外すことを検討していることが明らかになった。

 テレビのインタビューで語ったもので、新型コロナウイルスへの感染防止の一環。「我々はこのウイルスに関して多くのことを学んだ。若くて健康な人は重篤な症状になりにくいが、NBAには明らかに年齢の高い監督が何人かいる」と語ったうえで、「今後、防止対策を煮詰めていくが、該当する高齢のコーチ陣はベンチには座らないことになるかもしれない」と、コートサイドに立てる指揮官に“年齢制限”を設けるプランを示した。

 これに対して65歳になったペリカンズのアルビン・ジェントリー監督は「意味がない。どうやって指揮を執るんだ?60歳以下ならみんな健康だと言うのか?」と不満の意を表明。スポーツ専門局のESPNによれば、NBAのコーチ協会の会長を務めるマーベリクスのリック・カーライル監督(60)も「健康と安全は最優先課題ではあるが、NBAのコーチたちは一般の30代や40代の人たちよりも元気だ」と、高齢監督をベンチから排除する方法については否定的だった。

 オーランドにやってくる22チームの指揮官の中で最高齢はスパーズ一筋、24シーズン目を迎えたグレグ・ポポビッチ監督で71歳。ロケッツを率いるマイク・ダントーニ監督は5月8日に69歳となっている。このほか、トレイルブレイザーズのテリー・ストッツ監督(62)を含めて5人が60代以上の指揮官。76ersのブレット・ブラウン監督(59)やクリッパーズのドック・リバース監督(58)、マジックのスティーブ・クリフォード監督(58)など“還暦”目前の指揮官も3人いる。

 北米4大スポーツの中でNBAは試合前のミーティングなど含めて監督、コーチ陣と選手の距離が最も「密」になる競技。出場中の5選手がベンチに座り、その目前で監督が指示を出すタイムアウトは1試合の中で両軍併せて14回もあるため、6フィート(約1.8メートル)のソーシャルディスタンシング(社会的距離)を保つことが難しいと見られている。

 なおシルバー・コミッショナーは再開案を決めるのに際して、ホーネッツのマイケル・ジョーダン・オーナー(57)のアドバイスを参考にしたことも明らかにした。

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