レスリング 男女8選手が東京五輪内定維持 高校生レスラーのため国体中止なら代替大会実施

[ 2020年6月5日 21:31 ]

女子57キロ級の川井梨紗子
Photo By スポニチ

 日本レスリング協会の理事会が5日に都内で行われ、男子グレコローマンスタイル60キロ級の文田健一郎(24=ミキハウス)、女子57キロの川井梨紗子(25=ジャパンビバレッジ)ら男女8選手の東京五輪代表権を維持することが正式に承認された。協会は3月下旬に今日が委員会を開催し、代表選手を変更せずに大会に臨む方針を固めていた。残り男女10階級については、五輪アジア予選(21年3月末、中国予定)や世界最終予選(同4月下旬~5月上旬、ブルガリア)で選考される。

 代表合宿は7月2日から開始する女子を皮切りに、東京・味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で再開する。合宿参加者全員に、新型コロナウイルスの抗体検査の実施が検討されている。
 高校生レスラーたちへの配慮も見られた。新型コロナウイルスの影響で、3月の全国高校選抜と8月の全国高校総体(インターハイ)が中止。仮に国体も中止が決まった場合は、10月に新潟で高校生向けの代替大会を協会が実施することを明かした。女子は静岡・焼津で毎年行われる女子オープンに組み込まれる方針。

 内定選手は以下の通り。
 男子
 ▽フリースタイル65キロ級 乙黒拓斗(21=山梨学院)
 ▽フリースタイル74キロ級 乙黒圭祐(23=自衛隊)
 ▽グレコローマンスタイル60キロ級 文田健一郎
 女子
 ▽53キロ級 向田真優(22=ジェイテクト)
 ▽57キロ級 川井梨紗子
 ▽62キロ級 川井友香子(22=ジャパンビバレッジ)
 ▽68キロ級 土性沙羅(25=東新住建)
 ▽76キロ級 皆川博恵(32=クリナップ)

続きを表示

2020年6月5日のニュース