脇本 16年リオ五輪の「リベンジ」誓う

[ 2020年6月5日 05:30 ]

自転車ケイリン&スプリント五輪代表に、新田とともに選ばれた脇本
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 日本自転車競技連盟は4日、トラック種目の東京五輪日本代表6選手を発表した。日本発祥の種目ケイリンの男子は新田祐大(34)、脇本雄太(31)=ともに日本競輪選手会=を選出。00年シドニーから五輪の正式種目に採用されながら、日本勢は銅メダルが過去最高成績。

 2度目の出場となる脇本は、リベンジを期した。16年リオ五輪は敗者復活戦で散っただけに、「リベンジしてメダルを持って帰りたい」と力強く語った。今年2月の世界選手権で銀メダルを獲得。確かな手応えがあるが、「他の選手と比べて最大パワーが低いので最優先で強化したい」とさらなる進化を誓った。

 ▽ケイリン トラック6周で最終スプリントで順位を争う。最大7選手が横一列に並んでスタート。最初の3周は選手の風除けとなるペーサーが時速30キロで先導。最大50キロまで上げ、残り3周で本格的なスプリントレースが展開される。1回戦からトーナメント形式で行われる。

 ▽スプリント 1回戦から1対1で行われる個人戦。同時にスタートし、3周の先着順を競う。序盤の2周は空気抵抗を巡る駆け引きが繰り広げられ、フェイントや停止状態になることもある。準々決勝以降は3本勝負で、2本先取した選手が勝ち上がる。

 ◆脇本 雄太(わきもと・ゆうた)1989年(平元)3月21日生まれ、福井県出身の31歳。科学技術高―日本競輪選手会。16年リオデジャネイロ五輪代表。W杯のケイリンで通算2勝。今年2月の世界選手権は銀メダル。08年競輪デビュー、G13勝。1メートル80、82キロ。

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