自転車オムニアム“世界女王”梶原 初の五輪代表つかんだ!「金メダル獲得したい」

[ 2020年6月5日 05:30 ]

自転車トラック競技の五輪代表発表会見に臨む梶原 (c)More CADENCE
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 日本自転車競技連盟は4日、トラック種目の東京五輪日本代表6選手を発表した。

 女子オムニアムで今年2月の世界選手権を制した梶原悠未(23=筑波大大学院)は、初の五輪切符を得た。「自覚と責任、誇りを胸に、高いモチベーションで打ち込めるようになった」と世界女王としてのプライドを強調し、「優勝候補筆頭として金メダルを獲得したい」と語った。

 五輪延期が決まった後も、拠点の静岡・伊豆で母・有里さんとの二人三脚の日々は続く。「母がサポートしてくれる。全力で準備していく」と梶原。武器は60センチ以上の太腿から繰り出される爆発力。「スピードを世界で戦える確固たる武器にしたい」と前向きに語った。

 ▽オムニアム トラック中距離の複合競技。(1)スクラッチ=男子10キロ、女子7・5キロの距離で着順を争う(2)テンポレース=周回ごとに先頭の選手にポイント(3)エリミネーション=周回ごとに最下位の選手が脱落(4)ポイントレース=周回ごとの順位でポイントを上積み。1日に4種目行い、成績をポイント換算して順位を決定する。

 ◆梶原 悠未(かじはら・ゆうみ)1997年(平9)4月10日生まれ、埼玉県出身の23歳。筑波大坂戸高から筑波大に進み、4月から同大大学院。17年12月のW杯女子オムニアムで日本勢初優勝するなど通算4勝。今年世界選手権で優勝。1メートル55、56キロ。

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