ネーサン・チェン 世界選手権の中止は「正しい選択」も10月開催案には「理想的ではない」

[ 2020年3月12日 19:52 ]

ネーサン・チェン
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 カナダのモントリオールで18日に開幕予定だったフィギュアスケートの世界選手権が新型コロナウイルスの影響で中止になったことを受け、世界選手権2連覇中のネーサン・チェン(20=米国)が電話での共同会見を行い、「急速にウイルスが世界中に広まったことを考えると、正しい選択だったと思う」と語りながらも「アスリートとしては、多くの時間をかけて努力してきただけに残念な気持ちだ」とし「来年に向けて準備をしていきたい」と前を向いた。

 国際スケート連盟(ISU)は10月以降の年内に代替開催できないか検討しているが、チェンは「それは理想的ではない。我々はできうる限りの準備をするが、変な状況になると思う」とし「この夏は普通に過ごすつもりだ。来シーズンの序盤に燃え尽きたくはないので」と語った。

 来季、21年の世界選手権は北京五輪の前年のため、五輪の出場枠に関わる重要な大会となる。それだけに10月に今季の大会を行った後、3月に再び来季の大会を開催することについてチェンのコーチであるラファエル・アルトゥニアン氏(62)も、「10月にベストな状態に持って行くことは出来ないだろう」と見解を述べた。

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2020年3月12日のニュース