御嶽海が負けなし5連勝 八角理事長「今場所いいね」貴景勝には「こういう時にどう勝っていくかが課題」

[ 2020年3月12日 19:47 ]

大相撲春場所5日目 ( 2020年3月12日    エディオンアリーナ )

<大相撲春場所5日目>御嶽海(左)は寄り切りで貴景勝を破り5連勝 (撮影・奥 調)
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 大関・貴景勝が今場所好調な御嶽海に寄り切られ、3敗目を喫して黒星が先行する苦しい展開となった。

 立ち合いで低い姿勢から頭で当たったが、御嶽海に左からおっつけられ、右も差されて上体を起こされ、なすすべなく土俵を割った。

 館内の役員室で見守った八角理事長(元横綱・北勝海)は一方的な一番に「御嶽海は今場所いいね。当たった後、すぐ動けている。今日も馬力があった」と5連勝を決めた元三役の好調さを認めた。そして、この一番で乗っていくか?との問いに「もう乗っているでしょう。動きがい。足がさっと出るから」と評価した。

 一方、不振の大関については「当たってるけど、その後の攻めがない。当たっているようだけど当たり負け。押し相撲の難しさだね。2勝3敗になったけど、こういう時にどう勝っていくかが課題」と指摘した。

 押し相撲は好不調の波が大きいこともあり「押し相撲の難しさというのかな。立ち合いに失敗するとこういうことがある。負けると勝ちたい気持ちが強くなって、流れが悪くなる。普通の四つ相撲の人より厳しい立ち合いをしないといけない。集中力が大事になる」と奮起を求めた。

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2020年3月12日のニュース