NBAがシーズンを中断 事実上の打ち切りか? 選手に感染者が出て苦渋の決断!

[ 2020年3月12日 12:49 ]

試合延期を通達されて協議するサンダーとジャズの両監督と審判団(AP)
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 NBAは11日、ジャズのセンター、ルディー・ゴベア(27)が新型コロナウイルスに感染したことを受けて「事態が改善されるまでレギュラーシーズンの全試合を中断する」と発表。当初は無観客試合での実施を検討していたが、選手に感染者が出たために事実上の“シーズン打ち切り”という措置に踏み切った。「延期は少なくとも2週間」とリーグ関係者は語っているが、各チーム(全30球団)ともレギュラーシーズンは残り14~18試合で、本来ならば4月中旬からプレーオフに突入。しかし現状ではまだバックス、ラプターズ、セルティクス、レイカーズの4チームしかプレーオフへの出場権が確定しておらず、今季のファイナルを含めたポストシーズンの日程消化にも大きな影響が出そうだ。

 最初の感染者を出したジャズは全選手が今後10日間の“自宅待機”を義務付けられるために練習は個人もチームも不可能。ジャズは現在、41勝23敗(残り18試合)で西地区全体4位のプレーオフ圏内にいるが、ポストシーズンに万全の状態で臨める状況ではなくなった。

 八村塁(22)が所属しているウィザーズはそのジャズと2月28日に敵地ソルトレイクシティー(ユタ州)で対戦。ゴベアは11日になって風邪のような諸症状が出て検査の結果「陽性」が判明したが、その感染経路は不明。ウィザーズは13日に敵地ボストン(マサチューセッツ州)でセルティクスと対戦する予定だった。

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2020年3月12日のニュース