徳勝龍、西前頭2枚目で約5年ぶり自己最高位更新 春場所番付発表

[ 2020年2月24日 13:35 ]

<大相撲 番付発表> 番付表で自分の名前を指さす徳勝龍 (撮影・平嶋 理子)                                               
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 日本相撲協会は24日、春場所(3月8日初日、エディオンリーナ大阪)の新番付を発表し、西前頭17枚目だった初場所で幕尻優勝した徳勝龍(33=木瀬部屋)は自己最高位の西前頭2枚目まで番付を上げた。大阪府吹田市の宿舎で会見し、番付表を見て目を細め「いつもの番付発表とは違う。自己最高位でもあるし、改めて、いよいよだなと思う。気が引き締まる」と意気込んだ。

 これまでの最高位は2015年夏場所の西前頭4枚目。約5年ぶりに更新した。「若い方が馬力もあって元気な相撲を取れていたと思う。でも(初場所の優勝インタビューで)まだ33歳と言ったように、今もそんな気持ち。年齢は気にしない。気持ちが若いので」。23日に60歳の誕生日を迎えられた天皇陛下は同日に赤坂御所(東京都港区)での会見で「もう還暦ではなく、まだ還暦という思い」と述べられた。徳勝龍の優勝インタビューと重なる部分があると一部で話題になり「僕じゃないと思うけど…。ホントに?(もしそうなら)光栄です」と恐縮しきりだった。

 今場所は横綱、大関の上位陣と総当たりとなるのは確実。横綱と対戦すれば15年夏場所以来。この場所は6日目に結びで日馬富士に、10日目に結びの一つ前で白鵬に寄り切られた。「5年前は結びで取れるだけで満足した部分があった。(優勝した今年初場所は)千秋楽に結びで取らせてもらったし、自分から攻めないと勝てない。自分の形でしっかり攻めたい」と初金星を狙っていく。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、日本相撲協会は春場所開催に向けて予防策を呼び掛けている。徳勝龍は「周りの人から大阪場所がどうなると聞かれる。自分はしっかり準備をするだけ。しっかり稽古をしていかないと」と話した。

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