桃田、放心状態で「僕は大丈夫ですか バドミントンできますか」 コーチが事故直後の様子明かす

[ 2020年1月21日 05:30 ]

事故で眉間に傷を負ったものの、精密検査で異常なしと診断された桃田
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 今月13日にマレーシアの首都クアラルンプール近郊でバドミントン男子シングルス世界ランク1位の桃田賢斗(25=NTT東日本)らが巻き込まれた衝撃の事故。

 桃田に付き添った日本代表の朴柱奉HC、同男子シングルスの中西洋介コーチが事故直後の様子を説明した。

 早期帰国する桃田らを乗せたワゴン車はクアラルンプール国際空港に向けて現地時間13日4時30分にホテルを出発。5時ごろに大型トラックと衝突し中西コーチには5時1分に一報が入った。次戦のジャカルタに向かう代表本隊のバスは6時ごろ現場に到着。両コーチらがバスを降り路肩で座っていた桃田らの救助に当たった。中西コーチは「(桃田は)放心状態。会話する雰囲気ではなかった」と語った。

 朴柱奉HCは流血する桃田にそっとジャージーをかけた際、桃田から「僕は大丈夫ですか。バドミントンできますか」と問いかけられた。緊急搬送された病院で眉間部の縫合手術を終えた同日午後になって、やっと落ち着きを取り戻したという。

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