49ersが7年ぶり7回目のスーパーボウル 前年12敗のチームとしては20年ぶりの快挙

[ 2020年1月20日 10:52 ]

大活躍を見せた49ersのRBモスタート(AP)
Photo By AP

 NFLプレーオフのナショナル・カンファレンス(NFC)の決勝が19日にカリフォルニア州サンタクララで行われ、第1シードで地元の49ersが、37―20(前半27―0)で第2シードのパッカーズに快勝。ドラフト外入団で6チームを渡り歩いてきたRBラヒーム・モスタート(27)が29回のキャリーで自己最多の220ヤードと4TD(ともにプレーオフ歴代2位)をランで獲得して、チームを7季ぶり(通算7回目)のスーパーボウルへと導いた。

 49ersのラン・オフェンスはリーグ2位(1試合平均144・1ヤード)で、この日は計285ヤードを記録。パッカーズはわずか62ヤードで、“地上戦”での出来が勝敗を分けた。昨季はQBジミー・ガロッポロ(28)の故障の影響もあって4勝12敗。前年に12敗を喫しながら翌年にスーパーボウルに駒を進めたのは2000年のラムズ以来、20年ぶりで、まさにどん底からわずか1年で6度目の王座を視野にとらえた。

 地元7万人のファンを歓喜させたモスタートは178センチ、93キロと小柄ながらパデュー大時代には陸上選手としても活躍。2014年には10秒15をマークして全米大学選手権への出場資格も得ていた。今季はチーム1位の772ヤードを記録。今季ともにラン攻撃の中心として活躍してきたテビン・コールマン(26)が第2Qに右ひじを負傷してプレー続行不能となったが、その穴をほぼ1人で埋める大活躍だった。

 第1Q9分5秒に36ヤード、第2Q5分48秒に9ヤードを突破してエンドゾーンに飛び込むと、この前半終了間際にはコーナーバック(CB)のエマヌエル・モーズリー(23)のインターセプトで得たチャンスで18ヤードを走破して3つ目のTDを奪取。第3Qの10分11秒にも22ヤードを走って4つ目のTDを記録した。自身の1試合最多ラン獲得は今季のレイブンズ戦(12月1日)にマークした146ヤードだったが、モスタートは前半だけで160ヤードを稼いで自己記録を更新。QBガロッポロのパス試投数はわずか8回(成功6回)で獲得ヤードは77ヤードのみだったが、モスタートのエネルギッシュな脚力がオフェンスに勢いを与え続けた。

 カイル・シャナハン監督(40)は3季目でのNFC初制覇。スーパーボウルの出場は、ファルコンズのオフェンス・コーディネーターだった2017年以来3年ぶりで、49ersとブロンコスで計3回の優勝を誇るマイク・シャナハン元監督(67)との指揮官としての「父子出場」も成し遂げた。

 パッカーズは昨年11月24日にサンタクララで行われたこのカードでも8―37で完敗。2011年のスーパーボウルでMVPとなったQBアーロン・ロジャース(36)は第3Q6分16秒、RBアーロン・ジョーンズ(25)にスクリーン・パスから9ヤードを通してようやくTDをマークしたが、前半では2度のサックを浴び、ファンブルとインターセプトも1回ずつ犯すなど、パス・ディフェンスでリーグ1位の49ers守備陣の圧力をかわせなかった。39回中31回のパスを通して326ヤードと2TDを獲得したものの、序盤での失点が大きく敵地で終戦。勝っていれば今年のスーパーボウルは1967年の第1回大会と同じチーフスとの対決となっていたが、その再現はならなかった。

 これで2月2日にフロリダ州マイアミガーデンズの「ハードロック・スタジアム」で開催される第54回スーパーボウルのカードが確定。今年は50年ぶり3回目の出場を果たしたチーフス(AFC)と過去6度の優勝歴を誇る49ers(NFC)の対戦となった。
 

 

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2020年1月20日のニュース