五輪代表・平野美宇、今年も魔の5回戦「凡ミス多くて…」昨年ジュニア女王の出沢に敗れる

[ 2020年1月17日 10:50 ]

卓球・全日本選手権第5日 ( 2020年1月17日    大阪市・丸善インテックアリーナ大阪 )

<全日本卓球選手権 女子シングルス5回戦>高校生の出沢杏佳(左)に敗れて5回戦で姿を消した平野美宇(撮影・北條 貴史)
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 女子シングルス5回戦で波乱が起きた。東京五輪団体代表の平野美宇(19=日本生命)が、昨年のジュニア女王の出沢杏佳(17=大成女子高)に1―4(4―11、11―8、9―11、5―11、9―11)で敗れた。出沢のサーブに苦しみ、得意の高速ラリーになかなか持ち込めなかった。

 「凡ミスが多くて、自分のペースがつかめないまま、終わってしまった感じ」

 あっけない敗戦に、実感がわいてこない。フォアもバックもボールの変化が大きく、対応に手こずった。後がない第4ゲーム。5―8から4ポイント連取して見せ場は作ったものの、最後も自分のミスが響いた形になった。

 昨年は5回戦で木原美悠に敗れた。3年前の女王にとっては、2年続けて魔の5回戦に。「残念だし、もっと頑張らないと、と思いました」

 早すぎる終戦。悔しさは東京五輪に臨むエネルギーに昇華させるしかない。

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