1・17に3・11を思う 庄司有貴「好きなスポーツができることに感謝」

[ 2020年1月17日 17:28 ]

卓球・全日本選手権第5日 ( 2020年1月17日    大阪市・丸善インテックアリーナ大阪 )

<全日本卓球選手権 女子シングルス5回戦>準々決勝進出を決めた庄司有貴(撮影・北條 貴史)
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 1月17日は、1995年に阪神・淡路大震災が起きた日だ。当事者でなくても、節目の1日を迎えて、足元を見つめ直すきっかけになる人もいる。

 女子シングルス6回戦で敗れた庄司有貴(24=中国電力)は、仙台市出身。地元を離れ、青森山田中3年の時に、11年の東日本大震災が起きた。

 「当時の自分は被災していなくても、苦しい思いをした。被災された人、親せきには亡くなった方もいるし、自宅が全壊になった方もいる。自分は家族がいて、今、好きなスポーツができている。こういった節目の日に、改めて、感謝という感情になります」

 父は自動車を運転中に津波に巻き込まれたものの、幸い、無事だった。ただ、そうした故郷の混乱を、庄司は知らなかった。青森市内も停電で、ラジオだけが頼りの生活が3日ほど続いた。ようやく家族と連絡が取れたとき、心から喜んだ。

 「3月後半に里帰りしたときは、物資がないと聞いて、キャリーケース2個分、食糧を買って帰りました。新幹線は動いていなくて。高速バスで帰りました」

 関西と東北。地震で味わった苦しさや悲しさは似た部分があるだろう。庄司は言う。

 「好きなスポーツができている。それをがんばりたい」

 今大会は、過去最高の16強に進んだ。社会人3年目になり「自分だけを見ていたけど、相手を見て戦術を考えるようになった」と戦い方の幅が広がった。

 カット型のテクニシャンだが「攻撃を多くするようになった」と、強打の割合を増やしたことで成績も上昇してきた。この日も、強打を打ち込む場面がたびたびあった。

 仙台ジュニア出身で、東京五輪代表の張本智和(16=木下グループ)は後輩にあたる。「やんちゃでふざけているイメージしかなかった。負けず嫌いで、よく泣いていました」。小さい頃から知る「トモ」の活躍も励みにしながら、卓球に打ち込む。

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