【砂村光信 視点】“伸びしろ”見せた早大の攻撃力 明大との決勝は「修正力」がカギ

[ 2020年1月3日 07:48 ]

ラグビー全国大学選手権準決勝   早大52―14天理大 ( 2020年1月2日    秩父宮ラグビー場 )

<早大・天理大>天理大のスクラムを押し込む早大FW陣(撮影・吉田 剛)
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 早大は天理大が強みとするスクラムで最初は反則を取られたが、すぐに修正して後半には逆に押した。一方、天理大の弱点のラインアウトは徹底的に利用し、ノックオンなど相手のミスも高い確率でトライへ結びつけた。天理大はあっさり失点したように見えたが、関東対抗戦グループの上位校が関西や関東リーグ戦に比べ厳しいディフェンスの中で戦っているからで、その差が表れたと言える。

 今季の早大は元々攻撃力が高く、早明戦後はさらに自陣ゴール前からトライまで持っていく力をつけた。通常ならタッチキックで陣地を挽回したり、サイドを突いてボールをキープするが、キックに備えて下がった相手バックスリーとフロントスリーとの間の広くなったスペースを躊躇(ちゅうちょ)なく攻められている。縦に強いFB河瀬やCTB中野の復帰は大きく、早明戦後の伸びしろでは明大よりも上だろう。

 明大もFWが1人少ないスクラムでボールを早く出すなど、従来の考えにとらわれずに対応している。決勝も両校の試合中の修正力がキーポイントになるだろう。ただ、明大はSO山沢が代えの利かない攻撃のキーマン。山沢が自由に動けるかどうかで展開は変わってくる。(元U―23日本代表監督)

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