関学大・鳥内監督ラストゲーム飾れず…富士通に再び敗戦

[ 2020年1月3日 18:13 ]

アメリカンフットボール ライスボウル(日本選手権)   富士通38―14関学大 ( 2020年1月3日    東京ドーム )

<ライスボウル 関学大・富士通>試合後、関学大・鳥内秀晃監督(中央)は選手を集めて挨拶する (撮影・西川祐介)
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 名将のラストを勝利で飾れなかった。2年連続同じカードとなったライスボウル。関学大(学生代表)は、富士通(社会人代表)の厚い壁に挑み、再びはね返された。

 「正月にプレーできるのはありがたいこと。学生で、この時期までやれるのはうちだけやし、真剣勝負でしか伸ばせんもんもあるから」

 28年間の監督生活を締めくくる一戦に臨む気持ちを鳥内秀晃監督(61)はこう明かした。17―52で大敗した1年前の試合後には、「こんなに(社会人と)差があったら、しんどい。見ている人も、おもろないんちゃうかな」と問題提起。チームとして正式に現行方式でのライスボウル存続に異議を唱えた。ただ、システム変更が叶わず、再戦が決まった以上、眼前の敵を倒すしかない。万全の準備を整え、決戦を迎えた。

 関学大最初のシリーズ。QB奥野耕世(3年)が小気味よくパスを投げ込み、2度ダウンを更新し、敵陣35ヤードまで攻め込んだ。「いける」――。全員の胸に生まれた希望は、続くシリーズで打ち砕かれた。敵陣20ヤードから通された56ヤードパスを起点に先制TDを許した。さらにTDパスを通されて、第1Qを終えて0―14。第2Q11分33秒、RB三宅昂輝(3年)が64ヤード独走TDランで1本返したものの、攻守ともに地力の差は厳然としていた。

 届かなかった2度目の頂点。もちろん、この1敗で大学日本一に12度導いた功績が色あせるわけではない。アメフット界に大きな足跡を残し、闘将が静かにタクトを置いた。

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