大迫傑「箱根の利益はいずこに」「選手主体の大会を作ることは重要」

[ 2020年1月3日 18:20 ]

大迫傑
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 男子マラソン日本記録保持者の大迫傑(28=ナイキ)が3日、自身のツイッターを更新。同日に行われた「第96回東京箱根間往復大学駅伝」について持論を投稿した。

 今年の大会終了後に「何となく箱根駅伝をツイッターで追っていて、すごいなと思い興奮した一方でふと冷静になるとやっぱりこういう疑問が僕の頭の中では出てくる」と、400メートルハードルの日本記録保持者、為末大氏(41)のツイートを引用。

 為末氏がツイッターで「関東の大学陸上部は箱根駅伝に強制で補助員に駆り出される」「長距離種目以外がなぜどういう理由で強制で駆り出されるのかがわからなかったので、質問したが当時は回答がなかった。大学も学生も多大な犠牲を払っているが、名誉以外にリターンはあるのか。一方で、正月二日であれだけ注目を集めるコンテンツが生み出した利益はどこにいくのか」と投稿。大迫は「僕が学生の当時も箱根によって何かリターンを得たという感覚は一切無かった。箱根の利益はいずこに」と反応した。

 続けて「そうした疑問を解決、また今後の選手が最大限のリターンを受けれる様に変えていくためにも、選手主体の大会を作ることは重要。外からコンテンツに乗っかっているだけでは使われ続けるだけ」と持論を述べた。

 大迫は昨年10月に2021年3月をめどにマラソン大会を開催すると表明。「来年3月の大会に関しては着々と端無が進んでいます。間もなく、情報を追って共有出来ると思います!」と進捗状況を報告した。

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2020年1月3日のニュース