五輪イヤーにふさわしい高速駅伝 青学大パーフェクトな走り、復路も優位

[ 2020年1月3日 05:55 ]

第96回東京箱根間往復大学駅伝・往路 ( 2020年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町、107・5キロ )

1位でゴールする青山学院大の飯田(撮影・西海健太郎)
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 【金哲彦の目】青学大の往路優勝タイム5時間21分16秒は驚異的だ。4位の東海大までが往路新で、区間新も4つ出た。まさに東京五輪イヤーにふさわしいハイレベルなレースだった。

 好記録が続出した要因は気象条件に恵まれたこと、学生全体のレベルが上がったこと、そして厚底シューズの影響も大きかったと思う。厚底でカーボンが入っているので、着地する際の衝撃が少ない。カーボンがバネの働きをしてくれるので無理にキックをする必要がなく、疲労感も少ない。さらに東京五輪イヤーだという気持ちの高ぶりも積極的な走りの後押しとなったに違いない。

 青学大は全員が120%の力を発揮した。特に素晴らしかったのは2区の1年生・岸本だ。高校時代にずばぬけて強かったわけではないが、そういう選手を短期間でこのレベルまで仕上げられるのが青学大の強みだろう。4区吉田祐、5区飯田もパーフェクトな走りだった。

 ライバルの東海大とは3分22秒の大差がついた。東海大としては最初の下りの6区でできる限り差を縮め、できれば1分から1分半差ぐらいまでは追い上げておきたいところだが安全策で走ればいい青学大が大崩れすることは考えにくい。復路も青学大優位は動かないだろう。(駅伝マラソン解説者)

 《天候も後押し》今大会は2~5区で新記録が相次いだ。2区の相沢(東洋大)を皮切りに、3区でビンセント(東京国際大)、遠藤(帝京大)、田沢(駒大)。4区で吉田祐(青学大)、5区で宮下(東洋大)、飯田(青学大)、浦野(国学院大)と計8人が前年までの区間記録を上回った。さらに1区の米満(創価大)も歴代1位に7秒と迫るタイムだった。スタート時の気温は6・9度。晴天で風もあまり吹かず、気象条件に恵まれたことも選手をアシストした格好。好記録続出の理由について東海大の両角監督は「総合的なものの向上」、青学大の原監督も「大学生のレベルが上がった」と話した。

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