御所実 3大会ぶりに花園で白星 〝19歳〟PR島田がキックパスなどで活躍

[ 2019年12月31日 05:30 ]

第99回全国高校ラグビー第3日・2回戦   御所実79―0朝明 ( 2019年12月30日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<朝明・御所実>前半、タックルを振り切って突破する御所実・島田(撮影・北條 貴史)
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 Aシードの御所実が3大会ぶりに花園で白星。関西のラグビー名門校を1年時に退学し御所実に入学し直した19歳のプロップ島田が前半10分、右サイドへのキックパスでWTB須股のトライを演出するなど活躍。

 「狙い通りでほっとしています」

 雨が降り続くグラウンド状況を読み切っての絶妙なパスは感謝の気持ちが生んだ。当初、競技を続けるつもりはなかったが、母の佐倉賀奈子さんが「嫌ならまた辞めたらいいじゃない」と“逃げ道”をつくってくれたこと、竹田寛行監督(59)が熱心に誘ってくれたことで、今の自分があると島田は信じている。「日本一になることが母と竹田先生への恩返し。どこが来ても問題ないように準備してきた」。卒業後、トップリーグのパナソニック入りが内定している逸材は、頂点だけを見据えた。

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2019年12月31日のニュース