トヨタ自動車・服部勇 Vで五輪に弾みつける!!入社4年目今度こそ「優勝狙っていきたい」

[ 2019年12月31日 05:30 ]

全日本実業団対抗駅伝 ( 2020年1月1日 )

お互いに健闘を誓い合う(前列左から)村山、服部勇、設楽悠、井上(後列左から)今井、山本浩、山本憲、下田                               
Photo By スポニチ

 第64回全日本実業団対抗駅伝(スポニチ後援、1月1日号砲)の記者会見が30日、群馬県前橋市内で行われ、東京五輪マラソン代表でトヨタ自動車の服部勇馬(26)が五輪イヤーの走り初めVを誓った。服部勇は前回大会で区間賞を獲得した5区(15・8キロ)にエントリー。入社以来、全日本実業団では勝てていないだけに4年ぶりの優勝で五輪本番に弾みをつける。

 五輪イヤー1発目の優勝は五輪代表としては譲れない。服部勇は「(初戦は)外せないという思いは強い。優勝することでチームメートにもまだ五輪のチャンスがあることを伝えたい」と意気込みを語った。

 意外にも大学を含めて正月駅伝の結果はあまり良くない。東洋大時代は2年生で完全優勝した1回のみ。社会人になってからは準優勝1回、3位が2回といまだ勝利がない。服部勇は「入社4年目で勝ててないんです」と苦笑いするが「チームの総合力は一番あると思う。優勝を狙っていきたい」とエースとしての自信を見せる。
 練習拠点の愛知県田原市内で五輪内定後に行われた中部実業団駅伝では田原市民への感謝の意味も込めてアンカーを走った。元日は五輪選考会以来の全国放送で久しぶりに走る姿を見せることになる。「応援してくれる人が増えてくれるような走りをしたい」。五輪代表らしく新春の上州路を沸かせるつもりだ。

 《五輪最終枠狙う精鋭 設楽悠、井上ら4区集結》東京五輪マラソン代表最後の1枠を狙う精鋭たちがエース区間の4区(22.4キロ)に集結した。前回大会は体調不良で欠場したホンダの設楽悠太(28)は「前回はチームに迷惑を掛けてしまった。今回は強くなった設楽を見てもらいたい」と力強く語った。新たにナイキ製の厚底シューズを履いてマラソン日本新記録を狙うMHPSの井上大仁(26)は「前回4秒差で逃した優勝を目指したい」と意気込んでいた。

続きを表示

2019年12月31日のニュース