大阪桐蔭 連覇へ好発進 怪物No.8奥井がビッグプレーでチームを鼓舞

[ 2019年12月31日 05:30 ]

第99回全国高校ラグビー第3日・2回戦   大阪桐蔭55―12茗溪学園 ( 2019年12月30日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<大阪桐蔭・茗溪学園>後半22分、トライを決めた堤田(左)を祝福する大阪桐蔭・奥井(撮影・北條 貴史)
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 29―12で迎えた後半4分。9校目の大会連覇を狙う大阪桐蔭のNo・8奥井主将がビッグプレーでチームを鼓舞した。相手DFを力ではじき飛ばすと1メートル78、102キロの体でステップを切りながらさらに前進。最後はタックラー2人を引きずりながらゴール左へ飛び込んだ。

 「あんまり走るキャラじゃないんですけど」。50メートル走6秒8の男が70メートルの独走トライ。前半23分からキックパスで立て続けに2トライを奪われる悪い流れをバックス顔負けの走りでせき止めた。

 1年時から「怪物」と呼ばれ、花園で準優勝、優勝を経験。高校最後の冬を連覇で終えるため今夏から肉体改造に着手。好物の唐揚げを封印し、昨季106キロあった体重を102キロまで絞った。軽快な走りを手にした怪物がチームを引っ張る。

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2019年12月31日のニュース