女子高生プロ“せごどん”西郷真央、9位浮上 メンタル&勝負強さは師匠ジャンボ譲り

[ 2019年12月6日 05:30 ]

LPGA最終予選会第3日 ( 2019年12月5日    埼玉県本庄市 こだまGC=6472ヤード、パー72 )

高校生プロの西郷真央
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 来季の国内女子ツアーの出場権を懸けた最終予選会第3日が5日、埼玉県本庄市のこだまGC(6472ヤード、パー72)で行われた。高校生プロの西郷真央(千葉・麗沢高3年)が71で回り、首位に6打差の9位に順位を上げた。木戸愛(29=ゼンリン)らが通算10アンダーで首位に並んでいる。安田祐香(18=大手前大)が通算9アンダーで3位につけている。4日間72ホールで争われ、上位35人前後が来季前半の出場資格を得る。

 幕末の志士、西郷隆盛と同じその姓通りの大物感が漂う。12番で9メートルのバーディーパットを決めるなど2日連続でアンダーパーをマークした西郷は「この風の中でアンダーで回れたのは凄い良かったです」と表情を緩ませた。

 今年からプロテスト制度が変更され、高校3年生でも受験が可能となった。西郷は現役女子高生として初めてプロテストに合格した3人のJKプロの中の一人。プロテストの時は最終日に71で回り、圏外の32位からカットラインぎりぎりの18位に滑り込んだ。師匠のジャンボ尾崎に報告すると「(テストは)通ればいいんだから」と喜んでくれたという。

 ジャンボの長男の尾崎智春氏は「“せごどん”はジャンボに怒られてもへこまないですからね。メンタルは強いですよ」とその勝負強さに太鼓判を押す。今回は“当確ライン”にまだ十分余裕があるが「私はショットメーカーなので小さいグリーンは攻めやすい。ミスをしないようにしたい」と集中力を高めていた。 

 ◆西郷 真央(さいごう・まお)2001年(平13)10月8日生まれ、千葉県船橋市出身の18歳。5歳でゴルフを始め、14年関東中学選手権優勝。今年の日本女子アマを制した。1Wの平均飛距離は240ヤード。1メートル58、57キロ。千葉・麗沢高3年。 

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2019年12月6日のニュース