女子400メートル障害で16年ぶりの世界新 全米選手権でムハマドが樹立

[ 2019年7月29日 11:50 ]

女子400メートル障害で世界新をマークしたムハマド(AP)
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 世界選手権(9月28日開幕=カタール・ドーハ)の選考会を兼ねた陸上の全米選手権(アイオワ州デモイン)は28日に最終日の競技を行い、女子400メートル障害決勝では、リオデジャネイロ五輪でこの種目を制しているダリラ・ムハマド(29)が52秒20の世界新記録を樹立。2003年8月8日にロシアのユリア・ペチョンキナがマークしていた従来の記録(52秒34)を16年ぶりに更新し、この大会では2年ぶり4回目の優勝を果たした。ムハマドのこれまでの自己ベストは2017年に記録していた52秒64だった。

 男子200メートル決勝では、昨年のこの大会で100メートルを制し、今季のこの種目で世界最高記録(19秒50)をマークしていたノア・ライルズ(22)が19秒78で1位。今大会の100メートルで優勝していたクリスチャン・コールマン(23)が20秒02で2位に入った。女子200メートルではディゼレア・ブライアント(26)が22秒47で優勝。100メートルを制したティアナ・ダニエルズ(22)は22秒73で4位に終わった。

 男子5000メートルではロペス・ロモング(34)13分25秒53で優勝。今大会では1万メートルを含む2冠を達成し、リオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得し、この種目で3連覇を狙ったポール・チェリモ(28)は0秒27差の2位に終わった。

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