【東京五輪まで1年】上野 流動食生活から回復“急ピッチ”既に投球練習再開

[ 2019年7月24日 09:00 ]

東京五輪開幕まであと1年

ソフトボールの上野由岐子
Photo By スポニチ

 ソフトボール日本代表の上野由岐子投手(37=ビックカメラ高崎)は、五輪1年前に予期せぬ事態に襲われた。4月27日のリーグ戦で打球を受け、顎を骨折。手術、流動食の生活を強いられた。

 代表活動から外れたが、今月初旬には投球練習を再開するまで回復した。宇津木監督は「全力で投げられないが、110キロは超えている」と説明。手負いでも世界トップクラスの球速を誇る。「上野の413球」で金メダルを獲得したのは08年北京五輪。年齢を重ねても、超人ぶりは変わっていない。

 ソフトは3大会ぶりに五輪種目に復帰するが、次のパリでまた外れる。「(東京で)この競技に恩返ししたい」という情熱が、大エースを動かしている。

 ◆上野 由岐子(うえの・ゆきこ)1982年(昭57)7月22日生まれ、福岡市出身の37歳。国内リーグで史上初の200勝を達成。完全試合は7度。国際大会でも2度の完全試合。五輪初出場の04年アテネは銅。1メートル75、73キロ。

続きを表示

2019年7月24日のニュース