【林享の目】「上げて下げて上げる」松元の独特レース展開

[ 2019年7月24日 07:45 ]

水泳 世界選手権第12日 ( 2019年7月23日    韓国・光州 )

銀メダルを手に声援に応える松元(撮影・会津 智海)
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 松元のレース展開は独特だ。まず100メートルまで飛ばす。100~150メートルでラップタイムを1秒以上落とす。そこで力をためて、ラストで爆発的に上げる。ラスト50メートルは26秒50で、8選手の中で最も速かった。準決勝も同様の展開だったが、決勝では前半さらに0秒6近く速く入ったことがメダルにつながった。

 優勝した孫楊が26秒6~7のラップでまとめたようにペースを一定に泳ぐのが最も一般的だ。前半100メートルまで抑えて後半上げていくタイプもいるが、松元のように、上げて下げて上げるタイプは珍しい。周囲を惑わすというよりは、松元がもっとも力を発揮できる展開がこの泳ぎ方なのだろう。

 ラスト50メートルのラップはこれまでより上がっており、確実に力がついている。100~150メートルで落とすタイムの幅を0秒5程度に抑えて、同じようなラストスパートができるようになれば金メダルも見えてくる。(92年バルセロナ五輪100メートル平泳ぎ4位、東海学園大監督)

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