栃ノ心が休場 初日から5連敗 古傷の右膝に加え、左肩も痛める

[ 2019年7月12日 14:15 ]

大相撲名古屋場所6日目 ( 2019年7月12日    ドルフィンズアリーナ )

栃ノ心(撮影・荻原 浩人)
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 西大関の栃ノ心(31=春日野部屋)が日本相撲協会に「左肩腱板断裂、左肩棘下(きょくか)筋筋断裂、右膝前十字靱帯(じんたい)再建後再断裂、右膝半月板損傷、右変形性膝関節症で7月12日より8月11日まで、約1カ月間の休養加療を要する見込みである」との診断書を提出して休場した。休場は初場所以来で9度目。6日目の対戦相手の新小結・阿炎は不戦勝。十両以上の休場は大関・貴景勝、平幕・嘉風、十両・安美錦に続いて4人目となった。

 栃ノ心は大関から転落した5月の夏場所で10勝し、今場所は大関に復帰したがばかりだったが初日から5連敗と不振だった。このまま再出場せずに負け越すと、9月の秋場所は自身3度目のカド番となる。

 古傷の右膝に加え、場所前に左肩も痛めた。5日目の平幕・朝乃山との取組後に栃ノ心と話し合って休場を決めた師匠の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)方は「昨日も圧倒的に負けている。痛みを抱えて頑張ったけれど、半分も力が出ていない。勝てば薬になると思ったけれど甘くはなかった。私も申し訳ない気持ちだ」と説明した。再出場には厳しい見通しを示した。

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2019年7月12日のニュース