【玉ノ井親方 視点】動きが硬い栃ノ心、重圧に負けず自分の形を

[ 2019年5月24日 08:30 ]

大相撲夏場所12日目 ( 2019年5月23日    両国国技館 )

<夏場所12日目>栃ノ心(右)を寄り切る明生(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 栃ノ心は動きが硬い。気持ちと体がかみ合っていない。立ち合いの踏み込みがないため、明生に簡単に押し込まれた。すぐに左を差され、そのままズルズル下がって土俵を割った。大関復帰まであと1勝。日に日に緊張感が増しているのは分かる。だが今は結果を恐れず思い切って取ることが大事だ。

 私も2度大関から陥落し、その翌場所に10番勝って復帰した経験がある。1回目は肩のケガが治らず、ただただ必死に取った。2回目は師匠から「落ちてもいいんじゃないか」と言われ、気が楽になった思い出がある。陥落したのはケガのため。力が落ちたわけではない。ケガさえ治ればまた戻れる。そう開き直って大関に戻ることができた。

 明日の朝乃山戦は右の相四つだ。左上手は必ず取れる。立ち合いで踏み込んで、自分の形で相撲を取ることに集中する。それしかない。(元大関・栃東)

続きを表示

「NBA」特集記事

「羽生結弦」特集記事

2019年5月24日のニュース