歩夢“ホーム”で大技完璧 夏冬両五輪出場へトップ通過

[ 2019年5月12日 05:30 ]

スケートボード 日本選手権第2日 ( 2019年5月11日    新潟県村上市スケートパーク )

華麗なライディング見せる平野(撮影・西海健太郎)
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 東京五輪に向けた強化指定選手の選考会を兼ねて行われ、男子パーク準決勝はスノーボード男子ハーフパイプ五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(20=木下グループ)が68・7点で21人中トップ通過。8人で争う12日の決勝に駒を進めた。男子ストリート準決勝は予選3位だった白井空良(17=ムラサキスポーツ)が1位通過した。

 夏冬両五輪出場へ、平野が地元の村上市で上々のスタートを切った。40秒3本のランの最高点で争い、3本目で68・7点をマーク。1本目もノーミスで64・2点を出し「1本目がクリーンに決まって、2、3本目は決勝に向けた練習として滑れた」とうなずいた。

 持ち前の高さとスピードで圧倒。最初のトリック(技)でデッキを回転させて爪先のエッジを手でつかむ「キックフリップインディグラブ」を成功させ、1回転半する大技「バックサイド540」を着地まで完璧に決めると歓声が上がった。

 5日前に左手首を捻挫し、決して万全な状態ではない。それでも「跳ぶ時に(デッキを)グラブ(つかむ)しないと点数が出ない部分があるから、意地でもつかむように」と、妥協はしない。他選手は「レベルが違う」と舌を巻いた。期待の懸かる“ホームパーク”での大一番へ「高さばかりじゃ駄目。細かい部分をシフトチェンジしながら、今までやってきたことを発揮したい」とさらなる結果を求める。

 《そらコンビ魅了》男子ストリートは“そらコンビ”が躍動した。45秒2本のランと一発技のベストトリック5本のうち上位4本の合計(各10点満点)で争われ、白井空良は最後のトリックで9・4点をマーク。練習でも成功の少ない技で「たまたまです。自分でもビックリしています」と笑顔。2位の根岸空(16=トリックスター)は「白井がとてつもない技をやったので、こっちもヤバイ技を成功させたい」と決勝へ闘志を燃やした。

 《13歳中山トップ》ストリートの女子準決勝は日本オープン2位の中山楓奈(13=ムラサキスポーツイオンモール高岡店)が15・5点でトップ。「明日はノーミスで滑って、ベストトリックでもう少し難しい技ができたら」と意気込んだ。日本オープンを制した藤沢虹々可(ななか、17=yunexis agency)は難度の高い技に挑んだが失敗を重ね、得点を伸ばせず10位で敗退した。

 ▽東京五輪への道 男女のパーク、ストリートの4種目で、出場枠は各20人。1種目あたり1カ国最大3人までが出場可能。東京五輪直近の世界選手権の上位3人が最優先で確定し、残りは国際大会で得られる五輪ポイントのランキングで出場が決まる。今大会と2月、3月に行われた日本オープンを合計した3位以内の選手が強化指定選手となり、国際大会に派遣される。

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