サニブラウン、出た9秒99! 桐生に次ぐ日本人2人目の9秒台マーク

[ 2019年5月12日 09:45 ]

陸上男子短距離のサニブラウン・ハキーム
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 陸上男子のサニブラウン・ハキーム(20=米フロリダ大)が11日、米アーカンソー州フェイエットビルで行われた大学南東地区選手権の100メートル決勝で9秒99(追い風1・8メートル)をマークした。桐生祥秀(日本生命)が2017年に出した日本記録に0秒01及ばなかったが、日本人2人目の9秒台となった。

 10日の100メートル予選で全体トップとなる10秒10をマークし、この日の決勝に進んでいた。

 3月末の今季屋外初戦は10秒30を記録。4月27日に在籍する米フロリダ州ゲインズビルのフロリダ大で行われた競技会の100メートルでは、追い風2・2メートルの参考で10秒06をマークしていた。

 サニブラウンは1999年(平11)3月8日、福岡県生まれの20歳。ガーナ人の父と、短距離で高校総体に出場した日本人の母を持つ。小学3年まではサッカーでFWだったが、母に「団体競技に向いてない」と言われて陸上競技に転向した。

 ウオーミングアップから試合への流れの中で緊張感が高まることが苦手だったが、徐々に克服。15年世界ユース選手権で100メートルと200メートルの2冠。200メートルはウサイン・ボルト(ジャマイカ)の大会記録を塗り替えた。同年の世界選手権200メートルに日本史上最年少の16歳5カ月で出場。1メートル88、78キロ。

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2019年5月12日のニュース