愛、コース新65“旗立てパット”で開眼 令和初戦首位発進

[ 2019年5月4日 05:30 ]

女子ゴルフツアー パナソニック・レディース第1日 ( 2019年5月3日    千葉県 浜野GC=6566ヤード、パー72 )

15番、バーディーパットを惜しくも外す鈴木(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 女子ゴルフの「令和」最初のトーナメントが開幕し、17年賞金女王の鈴木愛(24=セールスフォース)が女子のコースレコードを更新する65で回り、単独首位発進した。今年から施行された新ルールで認められた“旗立てパット”で開眼。1イーグル、5バーディー、ボギーなしの快スコアにつなげた。1打差の2位には稲見萌寧(19=都築電気)が続いた。

 令和初戦で今季初めて首位発進した鈴木は「久しぶりにいいラウンドができた。元号というより、今年初めての100点です」とうなずいた。6番で3メートル、7番で5メートルを決めてスコアを伸ばす。8番パー5では68ヤードの第3打をカップインさせてイーグルも奪った。しかし、この日のポイントに挙げたのは10、13番のパーセーブ。いずれも4メートル前後を沈めて「流れよく回れた」と振り返った。

 グリーン上が好調の理由は旗竿だ。今年から施行された新ルールで、旗竿を立てたままパットが可能になった。前週の最終日に「入らなすぎてムカついて」旗竿を立ててパットすると、イメージが良くなった。中心に竿があることでカップ全体でなく、狙うポイントが明確に。この日もバーディーは全て旗竿を立てたまま奪った。

 2週前にタクシー乗車中にトラックと衝突する事故に遭遇。痛めた腰は万全ではないが「怒ると負担が来るので自分に優しく。これくらいがちょうどいいのかな」。自然体で令和初勝利、今季2勝目を狙う。

続きを表示

2019年5月4日のニュース