金谷、ジャンボに乗せられ2差8位浮上!52歳差同組“愛のいじり”

[ 2019年5月4日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 中日クラウンズ第2日 ( 2019年5月3日    愛知県 名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70 )

13番でティーショットを放ち、打球の行方を見つめる金谷と尾崎将(撮影・井垣 忠夫)
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 首位に4打差の23位から出たアマチュア金谷拓実(20=東北福祉大3年)が66をマークし、首位に2打差の通算4アンダー、8位に浮上した。マスターズ予選突破の勢いそのままに史上4人目のアマチュアVへ好機を迎えた。同組の尾崎将司(72=I.S.T)は76とエージシュートには4打及ばず通算16オーバーの100位で予選落ち。同じく同組の石川遼(27=CASIO)は腰痛のため棄権した。出水田大二郎(26=TOSS)ら2人が通算6アンダーで首位に立っている。

 早朝6時半すぎ、金谷は腰痛のため棄権を決めた平成の大スター・石川と打球練習場で握手を交わした。「頑張って」という言葉を残して令和初戦の舞台から主役の一人が消える緊急事態。しかし、新時代のスター候補は「やるべきことをやるのが目標です」と平時と変わることなく淡々とプレーを続けた。

 1番で3メートル、2番では1・5メートルを沈めて連続バーディーを奪うと、6番では残り70ヤードをSWで30センチに寄せて上位争いに顔を出した。傍らでは昭和と平成の頂点に君臨したもう一人の“主役”尾崎将がエージシュートへギリギリの戦いを続けていたが、ショット前に水を飲むルーティンで心を静め、緊迫したムードに巻き込まれることなく66の好スコアを出した。

 その尾崎からはどぎついジョークを何度も浴びせられた。朝の練習場では「俺に冷たくしたらすぐやめるからな」と棄権をにおわせるおはようの一発。スタート直前には「どうせ前が詰まるから俺に歩調を合わせろ」ともう一発。そして、スタート後には「俺にオナーを取られたら罰金な」と立て続けに3発を食らわされた。

 しかし、20歳の金谷が72歳の尾崎将から感じ取ったのは圧力ではなく次代を担う若者への愛情。ラウンド後は「和やかにしていただきました。やめてしまうと僕一人になることも考えてプレーしてくださったと思います」と好調の一因に好々爺(や)の好アシストを挙げる思いやりも見せた。

 石川、松山に続く史上4人目のアマチュアVへ何を問われても「やるべきことをやるだけ」と答える金谷。首位とは2打差で迎える残り2日間。鋼の精神力で栄冠を勝ち取る。

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