奈紗 今季メジャー初戦5差42位スタート、強風耐え73

[ 2019年4月6日 05:30 ]

米女子ツアー ANAインスピレーション第1日 ( 2019年4月4日    カリフォルニア州 ミッションヒルズCC=6834ヤード、パー72 )

ANAインスピレーション第1日 11番でバーディーを奪い、ギャラリーの声援に応える畑岡
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 今季のメジャー第1戦が開幕。第1ラウンドが行われ、前週に米ツアーで優勝した畑岡奈紗(20=森ビル)は3バーディー、4ボギーの73で、野村敏京(26=Q CELLS)とともに首位と5打差の42位でスタートした。昨年大会8位の上原彩子(35=モスバーガー)は75で68位。横峯さくら(33=エプソン)と比嘉真美子(25=TOYO TIRES)は76で80位と出遅れた。68で回ったアリー・マクドナルド(26=米国)が首位。

 インから出た畑岡は序盤から短いパットを外すなど流れに乗れなかった。11番で2オンに成功してバーディーとするも、12番で2メートルのパーパットがカップに嫌われるとリズムを崩し16、17番で連続ボギー。だが2オーバーで迎えた18番でチップショットがカップに消えると、大歓声の中で跳び上がって喜んだ。「あれで悪い流れは断ち切れた」。

 強い風が吹き始めた後半は必死に踏ん張った。4番は2メートルの難しいフックラインを沈めバーディー奪取。8番は1打目の「クラブミス」でグリーンをオーバーしてボギーを叩いたが、首位とは5打差にとどまった。

 前週の起亜クラシックを制し、勢いに乗って乗り込んできた。激戦の疲れが残り、ラウンド後すぐに体のケアを希望するほどで「試合で気合が入っているのか。ラウンドが終わると(疲労感は)ある」と明かした。クラブを握る力が強すぎると途中で感じて修正するなど懸命のラウンド。「ショットは悪くない。それを生かしていけるように」と巻き返しを誓った。

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2019年4月6日のニュース