平昌五輪モーグル銅、原が競輪学校入り 競技両立目指す

[ 2019年4月6日 05:30 ]

平昌五輪フリースタイルスキー・モーグル男子決勝で銅メダルを獲得し日の丸を掲げる原
Photo By 共同

 18年平昌五輪のフリースタイルスキー男子モーグルで銅メダルを獲得した原大智(22=日大)が、日本競輪学校の第117回特別選抜試験に合格した。5日、JKAが発表した。原は日大を休学し、5月9日の入学式を経て、静岡県伊豆市の競輪学校で約1年間の訓練を受ける見込み。JKAを通じて「素直にうれしいです。これから競輪選手になるために、スタートを切る準備ができたと思います。やるからには、誰にも負けないようにベストを尽くしたいと思います」とコメントした。モーグルで現役続行する意思もあるそうで、両立を目指すとみられる。ただ、行動が制約される来季はW杯に出場できない。

 東京都出身の原は小6からモーグルを始め、高校時代は単身でカナダへスキー留学。平昌五輪では日本男子としてフリースタイルスキー競技初のメダルを獲得した。関係者によると、トレーニングの一環として自転車を取り入れており、講師役だったS級の和田圭(33=宮城)の影響を受けたという。

 ◆原 大智(はら・だいち)1997年(平9)3月4日生まれ、東京都渋谷区出身の22歳。小6からモーグルを始め、渋谷区立広尾中卒業後にカナダ留学。スピードのあるターンを武器に、平昌五輪で銅メダルを獲得。今年2月のフリースタイルスキー世界選手権では3位に入った。1メートル72、75キロ。

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2019年4月6日のニュース