ペイトリオッツ、最多タイ6度目頂点 史上最少勝利得点で制す

[ 2019年2月5日 05:30 ]

第53回スーパーボウル   ペイトリオッツ13―3ラムズ

スーパーボウルを制し、喜ぶペイトリオッツのブレイディ(12)とエデルマン(11)(UPI=共同)
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 ペイトリオッツが2季ぶり、スティーラーズに並ぶ史上最多6度目のスーパーボウル制覇を達成した。第4QにQBトム・ブレイディ(41)率いる攻撃陣がこの試合唯一のTDを挙げて勝ち越し、ラムズを13―3と撃破。ブレイディは選手として単独最多6度目、QBとして最年長優勝を果たした。MVPには両軍最多141ヤードを獲得したWRジュリアン・エデルマン(32)が選ばれた。

 スーパーボウルの第4Qと延長で計5度の決勝ドライブを決めてきたブレイディが、またも芸術的に攻撃を操った。3―3の第4Q残り9分49秒、自陣31ヤードからの攻撃。7万人の大観衆から沸き起こる「ブレイディ・コール」の中、41歳の司令塔はTEグロンコウスキーへ18ヤード、WRエデルマンへ13ヤード、RBバークヘッドへ7ヤードとショートパスを投げ分けた。さらにグロンコウスキーへ浮かせた29ヤードのパスを通し、エンドゾーンまであと2ヤードへ。最後は新人RBミシェルを走り込ませてTDを奪った。

 史上初めて第3Qまで両軍TDゼロのロースコアゲーム。それでも「相手守備のプランが良かったし、厳しいプレーをしてきた。こういうときはコツコツやっていくしかない」と常に冷静で、勝負どころで4本のパスを全て決めた。監督として最多6度目、最年長でのスーパー制覇となった66歳のベリチック監督は「トムが素晴らしいパスを投げた」と称賛。ブレイディも「こんな試合は勝つことが大事。最後の最後でうまくプレーできた」と満足そうだった。

 元49ers、カウボーイズのDEチャールズ・ヘイリーを抜き、史上初めてスーパーボウルに6度勝ったNFL選手となった。幼少期のアイドルだったジョー・モンタナも、3年前に当時最年長の39歳でスーパーを制したペイトン・マニングも30代で引退したが、まだキャリアにピリオドを打つ気はない。「ファンのおかげでモチベーションを持ち続けられる。それが全て」と宣言した史上最強QBは来季、NFL20年目のシーズンに臨む。

 ◆トム・ブレイディ 1977年8月3日生まれ、米カリフォルニア州サンマテオ出身の41歳。ミシガン大から00年ドラフト6巡目指名でペイトリオッツ入り。スーパーボウルMVP4回は史上最多。リーグMVP3回、プロボウル選出14回。リーグ通算パス獲得7万514ヤード、通算517TD。1メートル93、102キロ。背番号12。09年にスーパーモデルのジゼル・ブンチェン(38)と結婚し、ベンジャミン君(9)とビビアンちゃん(6)をもうけた。

 ▼ペイトリオッツWRエデルマン 昨年は精神的にもつらかったが、今は夢のようだ。MVPはウチの守備陣だと思うけどね。(MVPを獲得。昨季は右膝前十字じん帯断裂で離脱し、2年ぶりの大舞台で10度のパスレシーブ)

 【データ】

 ◆ペイトリオッツの13点はスーパーボウルの勝利チーム史上最少得点。両軍計16点と1TDも最少。従来の最少得点勝利は73年ドルフィンズの14点で、合計最少得点も同年ドルフィンズ―レッドスキンズの21点(14―7)。

 ◆66歳293日のペイトリオッツのベリチック監督は指揮官として最年長優勝。監督で6度のスーパー制覇は史上最多。

 ◆ラムズのパンター、ジョニー・ヘッカーが第3Qにスーパーボウル最長65ヤードのパントを記録。

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