米大学バスケ界の勲章にゴンザガ大の八村が一歩前進 ウッデン賞の候補20人の中に入る

[ 2019年2月5日 14:52 ]

ジョン・ウッデン賞の候補20人の中に残ったゴンザガ大の八村(左=AP)
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 全米大学男子バスケットボールの年間最優秀選手に贈られる賞のひとつ「ジョン・R・ウッデン(元UCLAの名将)賞」を管轄するロサンゼルス・アスレティック・クラブが4日、シーズン終盤を迎えて受賞候補者を25人から20人に絞り込み(開幕前は50人)、ゴンザガ大の八村塁(3年)が“全米トップ20入り”を果たした。

 AP4位のゴンザガ大は今季21勝2敗。八村は平均20・4得点、6・4リバウンドでフィールドゴール(FG)の成功率は60・6%という好成績を残している。

 1977年に始まった同賞の受賞者にはその後、NBAのスーパースターとなる面々がズラリ。1979年にはラリー・バード(インディアナ州立大→セルティクス)、1984年にはマイケル・ジョーダン(ノースカロライナ大→ブルズ)、1987年にはデビッド・ロビンソン(海軍士官学校→スパーズ)、1997年にはティム・ダンカン(ウェイクフォレスト大→スパーズ)、そして2007年にはケビン・デュラント(テキサス大→スーパーソニックス=現サンダー、今季の所属はウォリアーズ)が受賞している。

 選考は3月初旬に候補選手を15人に絞り込み、投票資格を持つ1000人が15人中10人をピックアップして順位をつけ、それをポイント化して4月12日に最多ポイントを集めた今季の受賞者が発表される予定。ここまでの八村の得点とFG成功率はダンカン(20・8得点、60・8%)とほぼ同じで、今後の選考が注目されるところだ。

 同一大学から2人を候補に残しているのはデューク大、ネバダ大、テネシー大、バージニア大の4校。最有力候補と見られているのはデューク大の1年生コンビで、23・1得点、7・3リバウンドのR・J・バレット、22・3得点、9・0リバウンドでFG成功率が68・7%に達しているザイオン・ウィリアムソンが数値的には一歩リードしている。

 ただしデューク大(19勝2敗)は今季2敗のうちの1敗がゴンザガ大(11月21日=87―89)に喫したもの。この試合で八村は20得点、7リバウンドを稼いで勝利に貢献している。

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2019年2月5日のニュース