JOC竹田会長が会見「潔白を証明するべく全力を尽くす」東京招致で贈賄疑惑

[ 2019年1月15日 11:13 ]

<東京五輪関連 竹田会長会見>会見する竹田会長(撮影・西海健太郎)
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 20年東京五輪招致を巡る贈賄容疑者としてフランス当局から正式捜査を開始された日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)が15日に都内で記者会見を行った。

 竹田会長は11日に昨年12月に当局からの事情聴取を受けたことを認めたが「贈賄に当たるような不正なことは何も行っていない」と説明していた。

 この日の会見では70社140人の報道陣を前に、約7分に渡って事実関係などをあらためて説明。疑惑の焦点となっているコンサルティング会社への支払いについて「適切な対価だった」との認識を示した上で、「この騒動により20年東京五輪パラリンピック開催に向け、着実で順調な準備に尽力されているみなさま、組織委員会、オリンピックムーブメントに影響を与えかねない状況となってしまったことにつき、大変申し訳なく思っております」と話した。

 また、当時の招致委員会のメンバーについて「信頼するスタッフたちが一丸となって、熱い思いを持って取り組んでいたのはまぎれもない事実。その支えがあったからこそ、この東京招致が実現できたものと確信しております」とし、「フランス当局に全面的に協力することを通して、自ら潔白を証明するべく全力を尽くしていく」と結んだ。

 報道陣からの「質問を受けてください」との要望には応えずに会見場を後にした。

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