登坂、土性ら沙保里後輩は引退惜しむ「これからも憧れ」

[ 2019年1月9日 05:30 ]

“霊長類最強女子”吉田沙保里引退

昨年の全日本選手権で登坂(左)のセコンドにつく吉田沙保里
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 吉田に憧れ、背中を追い続けてきた後輩たちもレジェンドの引退を惜しんだ。

 至学館大の後輩で、リオ五輪女子48キロ級金メダルの登坂絵莉(東新住建)は自身のツイッターに「長い現役生活お疲れさまでした。今の私があるのは沙保里さんのおかげで、感謝の気持ちでいっぱいです!少し寂しい気持ちもありますが、これからも私の憧れ、目標の人です!!本当にお疲れさまでした」と投稿した。吉田と登坂は休日も一緒に過ごすほどの仲。リオ五輪決勝で吉田が敗れた際には、スタンドで我がことのように涙を流して悲しんだ。

 吉田の父・栄勝さんが指導者を務めていた一志ジュニア教室でレスリングを始めたリオ五輪69キロ級金の土性沙羅(東新住建)もツイッターに「レスリングを始めた時から沙保里さんはわたしの目標で尊敬する人です!」と投稿。結果的に最初で最後の同時出場となったリオ五輪が一番の思い出のようで、「一緒にオリンピックに出られたことは一生の宝物ですし、公私共にここまで導いてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。33年間の現役生活本当にお疲れさまでした!」とつづった。

 吉田と親交の深いサッカー女子元日本代表の澤穂希さんは、マネジメント会社を通じてコメントを発表。「沙保里へ。長い間、現役生活、本当にお疲れさまでした。ついにこの日が来たんだなぁと本当に感慨深いです。この決断をするまでに沙保里はたくさん悩んだことと思います。沙保里のレスリングをする姿を見られなくなるのはとても寂しいですが…これからも沙保里らしく新しい道でも全力で頑張ってほしいです。まずはゆっくり休んでください。本当にお疲れさまでした」と引退を惜しみつつ、第二の人生にエールを送った。

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