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19年は日本バスケ界の分岐点 地に足をつけて勇往邁進を

[ 2019年1月9日 10:00 ]

日本バスケット協会の三屋裕子会長
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 確かに、似ている。バスケットボール男子日本代表が勝負の年を迎えた。2月にW杯アジア2次予選のラスト2試合となるイラン戦(21日、テヘラン)、カタール戦(24日、ドーハ)を控える。開催国枠で出場した06年大会を最後に2大会連続で出場権を逃しており、予選を勝ち抜けば98年ギリシア大会以来6大会ぶりの快挙。日本バスケットボール協会の三屋裕子会長は新年のあいさつで「平成の最初にサッカーで“ドーハの悲劇”がありました。平成の最後に我々は“ドーハの歓喜”を創り出します」と宣言した。

 93年10月28日、サッカー日本代表はドーハで開催されたW杯アジア最終予選の最終戦でイラクと対戦。終了間際の失点で2―2に追いつかれて初のW杯出場を逃した。93年5月15日にJリーグが華々しく開幕した年に悪夢が起きたが、あまりにも残酷な結末が逆に注目を集め、国内でのサッカーを人気を押し上げた一面もある。

 バスケットボール男子日本代表はW杯アジア予選で4連敗後に6連勝。3季目を迎えたBリーグ発足から間もない時期に、くしくもドーハでW杯予選の最終戦を迎える。26年前のサッカー界には本場ブラジル帰りの三浦知良がいたが、現在のバスケ界には米国で奮闘する渡辺雄太、八村塁がいる。背番号10を背負ったラモス瑠偉と、昨年4月に日本国籍を取得した不動のセンター・ニック・ファジーカスの姿もダブる。

 2月の中東決戦を終えれば、3月にはコートジボワールで国際バスケットボール連盟理事会が開催され、20年東京五輪への開催国枠での出場が決まる公算が大きい。6月には八村がNBAドラフトで指名されることが濃厚で、8月31日にはW杯本大会が開幕する。日本バスケットボール界の分岐点となる可能性を秘めたビッグイベント目白押しの19年。干支(えと)に倣った猪突猛進ではなく、地に足をつけて勇往邁進してもらいたい。(記者コラム)

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