鶴竜、九州場所へ本格始動 正代&豊山に19勝2敗

[ 2018年11月5日 05:30 ]

豊山を寄り切る鶴竜
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 横綱・鶴竜(33=井筒部屋)が4日、九州場所(11日初日、福岡国際センター)に向けて本格始動した。福岡県志免町の時津風部屋で、前頭の正代(27)、豊山(25)と21番取って19勝2敗。秋巡業後、初めての相撲だったが「思ったより良かったです」とうなずいた。

 巡業中に右足の痛みを訴えていたが、実戦稽古初日はまずまずの動きを披露。それでも、「ずっと動かさずにいると痛くなる。だから、朝起きた時も痛いんです。明日の朝起きてみてどうか」と不安をのぞかせた。

 患部をかばうことで膝にも影響が出ているという。「今日は直線的な動きだけ。もっと動きのある相撲を取ってみないと分からない」。5日も時津風部屋に出稽古を予定。本場所へ慎重に調整を続ける。

 ○…大関・豪栄道は福岡県大野城市の境川部屋で幕内の妙義龍、佐田の海を相手に20番取り、全勝だった。立ち合いの低く鋭い当たりから一気に攻める相撲がほとんどで「よく仕上がっている」と充実感を漂わせた。「若いころから比べれば(稽古の)番数は少なくなった」というが、巡業の序盤で下半身を鍛えてから後半に相撲を取るようにしたことで、調整がうまくいっている。白鵬をはじめ上位陣は故障を抱える力士が多いだけに「頑張ります」と気合を入れていた。

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2018年11月5日のニュース