ベイカー復活V 昨年4月右肩手術「リオ五輪以上にうれしい」

[ 2018年11月5日 05:30 ]

柔道・講道館杯全日本体重別選手権最終日 ( 2018年11月4日    千葉ポートアリーナ )

男子90キロ級で初優勝したベイカー茉秋
Photo By 共同

 男子90キロ級で昨年4月に右肩の手術を受けたベイカー茉秋(日本中央競馬会)が、16年リオ五輪以来となるV。初戦から厳しい戦いが続き、決勝も先に技ありを奪われながらの逆転勝利に「リオ五輪以上にうれしい」と汗を拭った。

 2月に実戦復帰も右肩をかばって左肩を痛めるなど本調子に戻らず。アジア大会も銅メダルで「金を獲ったのは捨てる気持ちで」臨んだ大会で復活を遂げた。

 ○…3月に左肩の手術を受けた男子100キロ級の羽賀龍之介(旭化成)は復帰戦で準優勝だった。本格的な稽古再開は9月初旬で「6、7割の状態」。それでも「手術から7カ月でここまでできたのは収穫」と手応えをにじませた。一方、不振が続く同100キロ超級の王子谷剛志(同)は3位決定戦に敗れて5位。3回戦を含めて2試合とも指導3による反則負けに終わり「このままでは通用しない」と危機感を募らせていた。

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2018年11月5日のニュース