ソフト日本3連覇ならず 藤田痛恨被弾…米国に連敗

[ 2018年11月5日 05:30 ]

スポニチ後援ソフトボール2018ジャパンカップ最終日   日本0―4米国 ( 2018年11月4日    群馬県・高崎市城南野球場 )

歓喜する米国を横目にガックリと整列する日本チーム(撮影・荻原 浩人)
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 日本は決勝で米国に0―4で敗れ、大会3連覇を逃した。今夏の世界選手権の決勝でも屈した最大のライバルに、今大会は1次リーグを含めて2連敗。宇津木麗華監督(55)は、四死球とバント失敗が目立った3日間を振り返り、2020年東京五輪へ向け技術の向上を求めた。

 絶対的エースの上野を使わずに、どこまで米国と戦えるかがテーマだった。先発の“二刀流”藤田は3回まで丁寧な投球。しかし、4回に「一発を警戒した」と4番アリオトを歩かせると、5番スポールディングに初球を完璧に捉えられ、先制2ランを浴びた。

 「ほら、上野さんがいないと勝てないでしょ、という展開にしたのは、自分。力のなさを痛感した」とうなだれた。打席では、初回2死満塁で凡退。藤田に代わった尾崎も5回に2ランを浴び、打線は10三振で1次リーグに続いて連敗。決勝で負けた今夏の世界選手権の雪辱はならなかった。

 宇津木監督は、投打の新戦力を試しながらの3日間を「職人さんになってほしい。捕手の要求にキチッと投げないと」と総括。投手陣の制球力と、決勝で犠打を2回とも決められなかった野手に苦言を呈した。21日から約1カ月の合宿を予定。東京へ、強化の手綱を緩めることはできない。

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2018年11月5日のニュース