慶大、全勝の明大撃破 異色“出戻り”山中Vトライ「よく組んでくれた」

[ 2018年11月5日 05:30 ]

関東大学ラグビー   慶大28―24明大 ( 2018年11月4日 )

後半、明大からトライを奪い逆転し喜ぶ慶大フィフティーン
Photo By 共同

 対抗戦グループAの2試合が行われ、慶大が優勝候補の明大に土をつけた。後半36分にNo・8山中侃(あきら、4年)がトライを挙げて28―24と逆転勝ち。4勝1敗で優勝戦線に踏みとどまった。明大は今季初黒星で4勝1敗。帝京大は早大に45―28で勝って唯一の開幕5連勝。18日の明大戦に勝てば前人未到の8連覇が決まる。早大は今季初黒星で4勝1敗となった。

 慶大は4点差を追う後半36分、相手ゴール前スクラムからNo・8山中がスピードを生かして右を突き、逆転トライ。電車道でマイボールを奪われるなど明大に圧倒されていたスクラムが踏ん張り、山中は「スクラムが左へずれてくれたので右を狙った。あの場面はよく組んでくれた」と仲間に感謝した。慶応高で花園出場も、大学入学後は「格好良かった」とアメフット部に入部。だが、約3カ月で「ラグビーの方が自由に動ける」と戻ってきた。金沢ヘッドコーチは「接点で体を少しずらしながら足をかく能力がある」と評価した。

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2018年11月5日のニュース