高橋、復帰後初V!5年ぶり全日本出場権を獲得

[ 2018年11月5日 05:30 ]

フィギュアスケート西日本選手権男子フリー ( 2018年11月4日    名古屋市・日本ガイシアリーナ )

(左から)2位の友野一希、優勝の高橋大輔、3位の中村優(撮影・長久保 豊)
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 男女のフリーが行われ、男子は4年ぶりに現役復帰したショートプログラム(SP)首位の高橋大輔(32=関大KFSC)が161・11点を叩き出し、合計244・67点で優勝した。復帰2戦目も4回転ジャンプを回避しながら演技構成を修正し5年ぶりの全日本選手権(12月20日開幕、大阪)出場権を獲得。10年バンクーバー五輪銅メダリストが、王者・羽生結弦(ANA=23)ら強敵ひしめく舞台で表彰台を狙う。

 千両役者には、表彰台の真ん中がよく似合う。復帰2戦目の高橋が13年NHK杯以来のタイトルを手にした。4回転は跳ばなかったが、フランス人振付師のブノワ氏と話し合って演技構成を変更。近畿選手権から合計48・85点を上積みし「今回は応援に対して自分の演技で少し返せたかな」と笑った。

 全日本では4回転ジャンプも組み込む予定だが、新たなモチベーションも生まれた。「全日本は羽生選手、宇野選手、田中(刑事)選手…他にも実力者が来ると思う」。そう語った高橋は「目標である(SP上位6人によるフリーの)最終グループの先に、もしメダルが見えるのであれば、大きく目標を持って挑んでいきたい」と、32歳の目標を掲げた。

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2018年11月5日のニュース